Messages

才能を育て導くコンクール
理事長・審査委員からのメッセージ

経験し、体感し、学び、愉しみ…
日本国内でも音楽家としての成長を支援

京都の「高台寺」や島根県の「出雲大社」での演奏会、東京の「紀尾井ホール」や「六本木ヒルズクラブ」でのゴールデン・ガーラ・コンサートをはじめ受賞者・優秀者にはイタリアへの留学や世界遺産での演奏活動だけでなく日本国内でも様々な演奏機会が与えられます。経験を積むことで世界的な飛躍を遂げています。「イタリアコンコルソMusicArte」から新たにそのチャンスを手に入れる音楽家がたくさん生まれる事を希ってやみません。

中川 くにこ

中川 くにこ

Ma. Cunico NAKAGAWA

日本イタリア協会理事長
イタリアコンコルソMusicArt 総務委員長
ソプラノ歌手

「才能を育て導くコンクール」としてより多くの音楽家を支援すべく生まれた「コンコルソMusic Arte」。

五線譜やオペラ、ピアノ、弦楽器など西洋音楽の礎(いしずえ)とルネッサンスの国イタリアならではの「軽やかさ」と「響き」の美しさをこのコンコルソを通じて発見していただきたいと存じます。音楽は自由・創造性、謙虚・人間愛などの内面がそのまま表れます。心に響く演奏力が輝きますように。

コンコルソの審査は、世界的活躍トップアーティスト・国立音楽院総裁・学長らによって国際水準で執り行われ、単に「日本一」を選ぶというよりも、エレメントをのびのびと発揮していただき、優美な雰囲気の中で才能の宝を見つけ出し大切に育てるコンコルソでありたいと希っています。そして世界的なマエストロ方と直接ふれあうこともできる、従来のコンクールとはひと味違ったコンコルソを目指しています。入選者や受賞者には、国内外の国立機関、各市・県主催による宮殿・寺社仏閣・博物館や美術館での特別演奏会をはじめ、イタリアでは世界遺産テアトロオリンピコで開催される国際フェスティバルに日本代表として出場、国立音楽院主催演奏会・国立音楽院体験留学など、歴史と芸術的蘊蓄が込められた大舞台でさまざまなチャンスが与えられます。

この度「文化庁」が京都へ移転されました。本協会は半世紀以上に亘り、数百名の若者たちを、世界の中でも最高位の歴史伝統を誇る、ミラノ・シエナ・ヴェネツィア・ボローニャ・パルマなどイタリア国立音楽院へ特別推薦入学《授業料免除》を行い支援し導いてまいりました。イタリア国立音楽院と直結したコンコルソは世界でも例はなく、日本を代表する多くの音楽家を育成輩出してまいりました。そのポリシーは花や実をつけるように弟子・孫弟子・曾孫弟子達へとひき継がれています。

2015年は半世紀前にマエストロナカガワが推進した「フィレンツェー京都姉妹都市締結50周年」にあたる年で、同時期に日本で初めての市立オーケストラとして創始した「京都市交響楽団」が渡伊し、6月初旬フィレンツェ新歌劇場にて「フィレンツェー京都・姉妹都市記念公演」を開催し交流を深めました。1930年代、マイクも発達していなかったクラシック音楽黄金時代に、近衛秀麿氏(日本のオーケストラの祖、指揮者、新響、NHK交響楽団創設者)に伴われ、ドイツ、イタリア、アメリカへと長年留学し、カールフレッシュやフルートベングラー、ヒンデミット、マスカーニ、など世界最高峰・芸術の神と云われた歴史上の巨匠達からバイオリン、指揮、声楽・オペラ・音楽学などを学び直伝を授かった幸運と、古い友情を何よりも大切にしたマエストロ・中川の特性と人格が生かされた交流が今日に引き継がれています。国際人として貫いた人間愛、音楽への純真誠心、明治生まれの京都人の質実剛健と真摯な心を改めて深く思い、本協会は今後も努力邁進を重ねてまいりたいと存じます。

ルカ・ガリレオ・チュッフォレッティ・デシデリオ

Luca Galileo Ciuffoletti Desiderio

日本イタリア協会特別顧問・芸術総監督
イタリアンコンコルソMusicArt 審査委員長
バイオリニスト・作曲家

ルカ・ガリレオ・チュッフォレッティ・デシデリオ

Dear Artists,

I congratulate with all of you for having reached the prestigious day of the edition of Italia Concorso MusicArte 2024.
This year too the level was extraordinarily high and we have witnessed some truly remarkable performances.
The Associazione Italo Giapponese, under the passionate direction of the internationally acclaimed artist Cunico Nakagawa, is offering to all of you a truly unique opportunity to grow as artist and test your abilities and talents. Italy too is following closely these events and, as artist myself, from Italy, I would like to wish you the very best for your career and life. Do continue discovering the beauty of music and art, always with an open mind and searching for new ways to be inspired. We are looking forward to seeing you performing, in the near future, in Italy.

アーティストの皆様へ、

イタリアコンコルソムジカアルテ2024の栄えある日を迎えられましたことを、皆さんとともにお祝い申し上げます。今年度も非常にレベルが高く、本当に素晴らしい演奏を目の当たりにすることができました。日本イタリア協会は、国際的に高い評価を得ているアーティスト、中川くにこ氏の情熱的な指揮のもと、自分の能力と才能を試しながらアーティストとして成長できるまたとない機会を皆さんに提供しています。イタリアもこのイベントを注視しており、イタリア出身のアーティストとして、皆さんのキャリアと人生に幸多かれと祈りたいと思います。音楽と芸術の美しさを発見し続け、常にオープンマインドで、インスピレーションを得るための新しい方法を探求し続けてください。近い将来、あなたがイタリアで演奏するのを見るのを楽しみにしています。

ルチアーノ・アルベルティ

ルチアーノ・アルベルティ

Mo. Luciano ALBERTI

日本イタリア協会 特別顧問・運営委員
元シエナ・キジアーナ国立音楽院学長
演出家・音楽学者

日伊文化交流の一環として、日本イタリア協会理事長の中川くにこ先生が毎年各市と共催し、開催されている若手演奏者によるコンサートが、フィレンツェでも行われました。非常にレベルの高い素晴らしい音楽が、フィレンツェの中心に位置するヴェッキオ宮殿の500人広間に鳴り響き、才能あふれる若き演奏者は拍手喝采を浴びることになりました。あの場でご挨拶をさせて頂いた私は、日本とイタリアの音楽の架け橋となった、マエストロ中川牧三と友達だったことを、ちょっぴり自慢気にお話しして、さらに彼との思い出について言及した際には、とても感慨深いものがありました。私達の交友がどれほど長きに渡ったことでしょうか。始まりは半世紀以上前の戦後間もなくからで、マエストロがたくさんの若い日本人歌手をイタリアへ連れていらっしゃった事でした。私が20年以上学長を務めたシエナのキジアーナ音楽院で、ジーノ・ベーキ、ジョルジョ・ファバレット、エットーレ・カンポガリアーニ、カルロ・ベルゴンツィといった有名講師達の講座を受けさせるのが目的でした。その長きに渡る生涯のなかでマエストロ中川牧三は、こうした講師達とご自身がテノールの道を歩み始めた若かりし頃、よくご存知だったベルカントの伝説的存在、ベニアミーノ・ジーリやティート・スキーパ、アウレリアーノ・ペルティレたち世代の橋渡し役となりバトンを渡されました。またイタリア声楽とオペラをこよなく愛していらっしゃったマエストロは、マリオ・デル・モナコやレナータ・テバルディ、そしてマグダ・オリヴェーロのような永遠の歴史的スターとも懇意にされていました。現在、そのリレーのバトンはそれらの歴史的巨匠の元で研鑽された既有のキャリアをもつ中川くにこに託されております。

カルミネ・カッリージ

カルミネ・カッリージ

Mo. Càrmine Carrisi

日本イタリア協会 特別顧問・運営委員
元ボローニャ国立音楽院学長
ピアニスト・指揮者

マエストロ中川牧三氏が初代会長を輝かしく務められた日本イタリア協会と初めてご協力させていただいてから、30数年もの時が経ちました。その間私は、「G・バッティスタ・マルティーニ」ボローニャ国立音楽院の学長として、いつも有意義で実りある仕事に携わらせていただき、奥行きのある重要な音楽プロジェクトでご一緒できました。こうしたことは、マエストロ・中川氏の努力、情熱、意志とプロ精神、そして後に総務委員長を務められた中川くにこ先生の積極的な活躍の賜でございます。おかげさまで、日本イタリア協会とイタリアの公私それぞれの機関との文化交流は、ますます活発に発展してまいりました。とりわけミラノ、ヴェネツィア、ローマ、ジェノヴァ、ヴィチェンツァ、ヴェローナ、シエナ、ボローニャ、フィレンツェといったイタリア諸都市の国立音楽院との関わりには、眼を見張るものがあります。マエストロ中川氏とくにこ総務委員長は、バイタリティーに溢れた魅力ある企画をいくつも進められ、若い世代の才能豊かな音楽家や若いホープを筆頭に、多くの聴衆の関心を集められました。声楽やムジカアルテのマスタークラスやコンコルソ、そしてヴィチェンツァのテアトロ・オリンピコで行われる演奏会は、イタリアの音楽界と国立音楽院にとって、大事な恒例行事としてますます重要度を増しております。有名な指揮者、教授、作曲家、声楽家や演奏者が毎年数多く参加し、音楽文化の発展に具体的に寄与しております。日本イタリア協会への具体的かつ理解を持った支援が、今後ますます大きなものとなりますことを願っております。とりわけ、発起人の中川くにこ理事長をはじめとして、この歴史ある優れた協会の発展のために献身的に尽力されている皆さまが、奨励されて、支援を受けられることを大いに期待しております。

アルベルト・クピード / 黒田安紀子・クピード

アルベルト・クピード
黒田安紀子・クピード

Mo. Alberto CUPIDO / Ma. Akiko KURODA CUPIDO

テノール歌手 / ソプラノ歌手
日本イタリア協会特別顧問・運営委員
■イタリアコンコルソMusic Arte審査運営委員
■イタリア声楽コンコルソ審査運営委員

マエストゥラ中川くにこが、創始された「コンコルソMusicArte<ムジカアルテ>」の予選〜セミフィナーレを見事にパスした演奏家の中から「受賞者」と「日本代表」を選ぶという、名誉かつ責任ある役目をいただくにあたり、公正・公平を期すことを誓います。

より優れた表現力、技術力、そして素質を発揮する参加者を見極めるためにも、長年にわたって私たちが世界各地の劇場で培ってきた経験、そして講師として積んできた経験の両方を十分に生かしてまいる所存です。

さて、参加者の皆さまには、心よりエールを送ります。これは私見ではありますが、自己批評をしながら一所懸命に目標を目指していれば、決して優勝者だけではなく、どの参加者にとっても実りある明るい音楽の将来が待っているはずです。

こうして皆さまへのご挨拶を綴っておりますと、2011年以降ほぼ毎年にイタリアのサンタ・マルゲリータ・リグレやラパッロなどで行われている(このコンコルソから翔びたった)日本人による素晴らしい演奏会、あの大成功が思い出されます。幸運にもあの場に居合わせた聴衆の記憶には今もなお興奮とともにとどまっていることでしょう。

改めて皆さまのご健闘を祈念いたします。

イタリアを代表する世界文化遺産・重要文化財の国際舞台において日本全国から選出された才能溢れる若き音楽家達がレベルの高い演奏を大舞台において堂々と披露。音楽に造詣深いイタリア人の心に深く響いた名演奏は、日本とイタリアの文化の絆がしっかりと結ばれた感動的な瞬間となります。

2014年開催のイタリア名門5箇所で行われた国際フェスティバル芸術祭は、イタリア外務省 EU Direttore Generale 閣下(前駐日イタリア大使)、国立音楽院学長、Milano ヨーロッパ NATO 最高位将軍閣下、ミラノ公爵、ミラノスカラ座関係者、在ミラノ日本領事など、各所大勢のVIPに見守られる中、連日満員のお客様に温かく包まれて喝采をうけました。

イタリア国際フェスティバル「イタリア世界遺産芸術祭」は、日本とイタリアの親交が深まった重要な機会であり、日本人の芸術文化力でイタリア人を感動させ、親近感と同時に文化力レベルの高さを直接伝えることができる素晴らしい国際外交であることを確信いたします。

世界史に残る大舞台における貴重な体験の場を今後も継続して提供し、わが国の情操豊かな国際力を併せもつ優秀な人材を育むためにも、慎ましく努力する日本の美徳を誇りながら、芸術の宝庫イタリアと日本を結ぶ文化の懸け橋となって、更なる国際交流を繋げて参りたいと存じます。

経験し、体感し、学び、愉しみ…
日本国内でも音楽家としての成長を支援


京都の「高台寺」や島根県の「出雲大社」での演奏会、東京の「紀尾井ホール」や「六本木ヒルズクラブ」でのゴールデン・ガーラ・コンサートをはじめ受賞者・優秀者にはイタリアへの留学や世界遺産での演奏活動だけでなく日本国内でも様々な演奏機会が与えられます。経験を積むことで世界的な飛躍を遂げています。「イタリアコンコルソMusicArte」から新たにそのチャンスを手に入れる音楽家がたくさん生まれる事を希ってやみません。