イタリア声楽コンコルソ|イタリアオペラ 声楽コンクール
毎日新聞社 日本イタリア協会 共催
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イタリア声楽コンコルソの歴史
(日本イタリア協会・毎日新聞社共催/文化庁・NHK・イタリア大使館・毎日放送後援)
1970年、イタリアベルカントオペラ歌手の登竜門として「イタリア声楽コンコルソ」(イタリアオペラ声楽 コンクール)を創設。わが国の声楽レベルを世界的な水準へ導くことを目標に、声楽コンクールとしては世界でも 例を見ない留学支援事業を永年に亘って実施。国内に於けるイタリア・ベルカントオペラのコンクールとして高い 水準の審査レベルを保つ。コンコルソの優勝者2名(年齢別2部門)については、創始以来永年に亘ってイタリア の国立音楽院(授業料免除)、ミラノスカラ座歌手養成所などへ推薦。賞金として留学資金を援助。 それ以外の受賞者・入選者などイタリア留学を希望する将来性のある優秀な者を次々と国立音楽院へ推薦。 歴史に残る大歌手の元へ直接紹介するなどグレードの高い留学体験ができるよう、1930年来のイタリアとの 古い縁や友情、交流を生かして支援。
〔主 旨〕
イタリアは五線譜の生まれた国、ピアノ、ヴァイオリン、オペラなどクラシック音楽・洋楽器の生まれた国、 声楽において究極の技であるベルカント唱法をわが国に伝えるため、正統な技術を受け継ぐ継承者育成のために 若い素質に恵まれた人々を選び、ベルカントの本場イタリアへ送り、厳しい修練の中で伝統ある技巧と芸術精神 を学んでもらうと云うもの。永年に亘り確固たる主旨のもと、イタリアの名門国立音楽院や巨匠の元へ多くの 日本人を導き、古い歴史と由緒正しい芸術の国、イタリアの芸術観や文化、技術、知識を修得してもらい、 わが国の文化向上と国際力の向上に努める。
〔表 彰〕
ミラノ大賞(26歳まで)留学資金100万円(第41回)/200万円「松下電器賞」(第40回)
シエナ大賞(35歳まで)留学資金100万円(第41回)/200万円「中川牧三賞」(第40回)
テノール特賞 10万円 両部門を通じて秀れたテノールに贈られるもの
ソプラノ特賞 10万円 両部門を通じて秀れたソプラノに贈られるもの
金 賞 両部門を通じて秀れた素質をもつ人に贈られるもの
イタリア大使杯 両部門を通じて将来性のある秀れた人に贈られるもの〔特 典〕
両大賞の受賞者は、ミラノ・ヴェルディ国立音楽院、シエナ・ギジアーナ国立音楽院、ボローニャ・マルティーニ 国立音楽院、ヴェネツィア・ベネデットマルチェッロ国立音楽院をはじめとするイタリア国立音楽院(いずれも 授業料免除)へ推薦する。